7ヶ月間の親子の時間

 
自分の為に書きました
 
2年前の父が急死した際に
(当日の開店時間が遅れました)
二度と迷惑を掛けないと
心に決めたのに
本当に申し訳ございませんでした
 
 
2019年7月

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まだこの頃は元気だった母
駅前でバッタリ
何だか撮影したくて
 
 

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アイスコーヒーを
買って来てあげたけど
ストローと間違えてマドラーを
( ノД`)シクシク…
 
 
この後
母は夏バテと言い続け
横になったままの状態が
あまりにも長かったので
掛かり付けの病院で検査して貰い
 
 
大きな病気が発見され
紹介状が出されました
 
 
でもどうしても
その病院には行きたくなくて
 
 
当たり前なのですが
紹介状があると
どこの病院も門前払い
 
 
苦しくて動けない母を
まさに一人で背負って
病院を探し続けました
 
 
ある病院での出来事です
受付をして下さりましたが
 
 
ある先生の見習いのような方が
私と母の元に来て
「ウチでは無理ですね」
 
 
それを聞いた母が
両手で顔を覆った姿
今でも思い出しても辛いです
 
 
この病院を出ようと思っても
胸の痛みから
母は動けなくなり
 
 
受付の方が
「診察は出来ると言われましたか?」
気に掛けて下さり
 
 
先ほどのコトを伝えたら
私が再度伝えます!と
先生に直談判して下さいました
 
 
それから
私だけ先生に通され
謝罪をしてくれ
紹介状から
母の体が厳しい状況を
伝えられました
 
 
限られた時間で出来るコト
 
 
少しでも長く
親子の時間を作りたいから
病院は自分で選びます
先生に告げたら
その選択肢もありだよと
優しく言って下さいました
 
 
 
 
数年前訪れた等覚院
その時は
私のお願いは叶いました
 
 
2019年8月

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住職とお話をさせて頂き
特別に仏像も拝観
 
 
途中で
団長もあり
 
 

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少しだけ事情を
知っていた東海林さん
本当にごめんなさい
 
 

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川越ホームスミスショウも

何とか乗り切り

 

achro2005.hatenablog.com

イベントも企画も

乗り越え

 

 
そしてようやく
受け入れてくれる病院が見付つかり
再検査、通院が続く中
母は食欲も無くなり
朝晩と母の家へ
私は通うようになりました
 
 
同時期に
 
 
長くお世話になっている
姉のような母親のような
存在の人にも
病気が(難病)発覚します
 
 
2019年9月

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同じ病気を身内に居た方に
アドバイスを受け
その病気も色々調べたり
仕事のサポートにも入りました
 
 
この頃
眠る数時間だけが
唯一の自分の時間
(普通そうですよね)
 
 
そして検査の結果が出る前に
母は救急車で運ばれます
 
 
私の不甲斐のなさで
辛く痛い想いをさせてしまった
救急車の中で
涙が止まりませんでした
 
 
「大丈夫だよ」
 無理に笑った母
 
 
病院に付くと
緊急手術が行われ
胸が苦しくなっていた原因を
一時的に取り除いてくれました
同時に抗がん剤治療の為の手術も
 
 
そして
そのまま入院
 
 

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初酸素チューブで撮影
 
 
実はお店の開店前に
毎朝、母に会いに行きました
 
 
ワーカーさんは
「いつまゆみさんが倒れるか
心配でした…。」
 
 

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私の血圧
 
 
 
そして
もう一人の母の為に
朝霞保健所に問い合わせたり
休みの日に
市役所へ行ったり来たり
 
 
2019年12月

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難病申請の届け出も終了
昨年のクリスマスイブの出来事(笑)
今は治療も済み
元気で養生中です
 
 

一方、母は点滴のみですが

たまに何か食べたくなるらしく

困ったのが

 

 2020年1月

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冬のスイカ ( ノД`)シクシク…

 

ネットで調べても遠いし

しかも高いし ( ノД`)シクシク…

 

 

でも意外にも近所で売っていて

助かりました

 

 

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 ずっと病室で母を守ってくれた

ミルク

 
 
そしてやっと母に
渡せました!!
 
 
2020年2月

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母は編み物が得意で
直ぐに網目をチェック
 
 
しかも
「まゆみがこんなコトを
するはずないっ」
と言い張り
 
 
う、うん
さすが母親ですね
(; ・`д・´) ゴクリ
 

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でも気に入ってくれたようです

 

 

治療が終わると

自宅へ戻り

訪問看護の方のお力を借り

朝晩と私は母宅で過ごし

そしてまた病院へ戻る生活

 

 

あれ食べたい

(食べないくせに)

これ買ってきて

(必要ないのに)

 

買い物の時間でさえ取れないのに

電話やメールが一日中の日も時も

たくさんありました

 

 

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 とても大変だったけど

あの時間は

幸せだったかも知れない

 

 

でも今も続くマスク騒動で

 全く休みが取れない日々が

続くようになりました

 

 

そして

新型コロナウイルス感染症対策の為に

病院への面会規制が始まり

 

 

病院からその連絡があった時

私は泣きながら帰り

あぁ、会いたいのは

やっぱり私の方なのだと

 

 

 あまり知られていないかと思いますが

このコロナによる面会規制で

入院患者さんやご家族の方が

多大なストレスを背負ったり

病状が悪化する方は多いかと思います

 

 

院内感染は確かに怖く大変です

私も主治医に見舞いには

来ないで欲しいと言われました

早く収束に向かって欲しいと

今でも切に願っています

 

 

そして13(月)

深夜に病院から連絡があり

奇跡的に駅前でタクシーが捕まり

母の最期を看取れました

 

 

「お母さん!」

人生で一番呼んだ日

そして

私と母の涙雨のような

日でもありました

 

 

15(水)

お別れの日

 

 

 その帰りに

ゆずままからライン

 

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「お姉さんを居ないかな!?」

思わず笑ってしまいました

 

 

後悔だらけの7ヶ月

笑顔で接するコトを心掛けたけど

たくさん寂しい想いをさせてしまった

そんなコトばかりが頭を過ります

 

 

でも仕事はシッカリしないと

迷惑を掛けてしまう

 

 

事情を知っている

プロジェクトメンバーのお陰で

お店は今までも滞りなく

オープンは出来ました

もちろん当日もお別れの日も

(私は少し遅れてしまいましたが…)

 

 

でも私に用事があった方

本当に申し訳ございませんでした

(この記事が言い訳になってしまいますが)

これからも頑張りますので

宜しくお願い致します

 

 

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